湯の本町通りの山海堂です。お菓子の量り売りや、当時ではめずらしいフルーツの缶詰がたくさん並んでいました。砂糖やザラメなども今のような袋売りではなく、全部天秤で量り売りです。
手前の丸い木の桶が創業360年旧江沼郡吸坂村の吸坂飴です。鉄製のおこし?を使って食べるのに一苦労しました。砂糖は一切使用せずに加賀米と麦芽糖で作っているので、素朴でなつかしい味がします。平成の今も変わらぬ人気の逸品です。
夜の湯の本町通り
温泉客のゲタの音が子守唄のように懐かしく脳裏に焼きついています。
右手奥は「たまや旅館」です。うちのとなりには「かのや旅館」があり、夜遅くまで太鼓の音や浴客の歌声が響いていました。
山海堂の正面、北陸銀行前 紙芝居の風景です。石造りのしっかりした建物で風格がありました。まだ自動車が少なかった時代なので広い銀行の敷地は子供達にとって恰好の遊び場でした。
さんぱち豪雪